はじめに
皆さんは「リスクマネジメント」という言葉を聞いたことがある方も多いかと思いますが、「リスクマネジメント」とはどのようなものなのかをご存じでしょうか?
今回は、「リスクマネジメント(Risk Management)」について説明したいと思います。
「リスクマネジメント」とは?
「リスクマネジメント」とは、一言で言うと、企業経営において、企業に損害や損失を与えるリスクを未然に防ぐための管理方法のことで、企業には不可欠な要素となっています。
「リスクマネジメント」には、「リスクアセスメント」という、リスクが発生した場合に、どれくらいの損害や損失があるかを事前に特定、分析、評価するプロセスがありますが、今回は、「リスクマネジメント」にて管理すべき代表的なリスクの種類、リスク対象について概要説明したいと思います。
経営リスク
「リスクマネジメント」における経営リスクは、事業活動を行う上での不正会計、粉飾決算、インサイダー取引、機密情報漏洩など様々なリスクの他に、以下に説明する災害リスク、情報セキュリティリスク、カントリーリスクなど、会社経営そのものに損害や損失が発生するリスク全般を示し、「リスクマネジメント」では欠かせない要素です。
災害リスク
「リスクマネジメント」における災害リスクは、大地震などの大規模災害が発生した場合に、予防措置や緊急措置が事前に整備されておらず、大規模災害による損害や損失が発生するリスクです。
情報セキュリティリスク
「リスクマネジメント」における情報セキュリティリスクは、情報システムおよび情報システムで扱われるデータに関するリスクで、不正アクセスによる個人情報漏洩や、大規模なシステム障害による損害や損失が発生するリスクです。
カントリーリスク
「リスクマネジメント」におけるカントリーリスクは、海外への投融資を行っている場合、投融資を行っている国の為替などの事情により、投融資している出資金や貸付金が回収出来なくなるリスクです。
「リスクマネジメント」のまとめ
今回、「リスクマネジメント」における代表的なリスク対象を述べましたが、上記以外にも業種や企業規模などにより様々なリスク対象があるため、それぞれの企業に適合する「リスクマネジメント」が必要、不可欠となります。
また、「リスクマネジメント」は企業にとっては不可欠となり、非常に重要になります。