はじめに
皆さんも仕事をしていく上で、「万一(まんいち)」、「万が一(まんがいち)」という言葉を聞いたり、話したりすると思いますが、果たして「万一」と「万が一」の違い、使い分けは何なんでしょうか?
今回は「万一」と「万が一」の違い、使い分けについて説明したいと思います。
「万一」について
最初に「万一(まんいち)」について説明します。
「万一」は、万の中に一つしかない、めったにないことに例えて、「もしも」、「仮に」という意味でよく使われる言葉です。
・「万一」----- 「もしも」、「仮に」
[例]
・地震などの万一に備えて非常食を蓄えておこう。
・万一、資料を無くしたら、直ぐに上司に連絡しよう。
・万一、打ち合わせの開始時間に間に合わなかったら、先に始めてください。
・etc
「万が一」について
次に「万が一(まんがいち)」について説明します。
「万が一」は、「万一」と意味は全く同じで、万の中に一つしかない、めったにないことに例えて、「もしも」、「仮に」という意味でよく使われる言葉です。
・「万が一」----- 「もしも」、「仮に」
[例]
・万が一に備えて、保険に加入しよう。
・彼は試験に合格するのは確実だが、万が一不合格だった場合はどうするつもりだろう。
・明日は晴れの予報だが、万が一雨の場合は中止にしよう。
・etc
「万一」と「万が一」の使い分け
「万一」と「万が一」の使い分けについては、上記でも述べたように「万一」と「万が一」の意味は全く同じであるため、筆者が調べた限りでは、これといって使い分けは明確ではない模様です。
・「万一」 ----- 「もしも」、「仮に」
・「万が一」----- 「もしも」、「仮に」
※「万一」と「万が一」は全く同じ意味。