はじめに
皆さんもよく「~にもかかわらず」というように、「かかわらず」という言葉を使用する機会が多いかと思います。
そのような中で、「かかわらず」の漢字ってどれが正しいの?
と悩んだことはないでしょうか?
そこで、今回は、「かかわらず」の正しい漢字について、色々と説明したいと思います。
「かかわらず」の正しい漢字は?
「かかわらず」を使うシチュエーションとしては、
例えば、
・彼は小学生にもかかわらず英語が堪能だ。
・今期は景気が悪いにもかかわらず売上が好調だ。
・悪天候にもかかわらずイベントは開催された。
・今日は休みにもかかわらず仕事をしなければならない。
・たくさん食べたにもかかわらずお腹が空いた。
・etc
上記の例のように、様々なシチュエーションで「かかわらず」という言葉を使用します。
では、「かかわらず」の漢字は何が正しいのか?を調査してみます。
まず、WindowsのIMEやiPhoneなどのスマホで、「かかわらず」と入力して変換してみると、
・「拘わらず」
・「関わらず」
・「係わらず」
または、「わ」の送り仮名が省略された
・「拘らず」
・「関らず」
・「係らず」
などに変換されると思います。
実は、PCやスマホで変換される「かかわらず」の漢字は、
「どれも当て字で常用外の漢字!」
となります。
WindowsのIMEで「かかわらず」を変換すると、変換の候補に「拘わらず」、「関わらず」、「係わらず」などの候補が表示されますが、それぞれの候補の意味の説明には、全て常用外と書いてあります。
上記の説明の通りに、「かかわらず」を使用する際は、無理に漢字を使用せずに、ひらがなで「かかわらず」と書いた方が無難です。
特に、公式な文書の場合は、「かかわらず」の漢字(拘らず、関らず、係らず)は、全て常用外となりますので、「かかわらず」とひらがなで書くことをおすすめします。
最後に
今回、「かかわらず」の正しい漢字について、色々と説明しましたが、日本語は本当に難しいですね!