はじめに
皆さんも「適用(てきよう)」と「摘要(てきよう)」という言葉を見かける機会があるかと思いますが、「適用」と「摘要」の違いや意味をご存知でしょうか?
「適用」、「摘要」ともに「てきよう」と読み、漢字も似ているため、違いや使い分けについて悩んだことはないでしょうか?
今回は、「適用」と「摘要」の違い、使い分けについて説明したいと思います。
「適用」とは?
「適用(てきよう)」とは、辞書によると「法律・規則・方法などを物事に当てはめて使うこと。」という意味で、「適用」の「適」は「適する(てきする)」という漢字となり、
・法律を適用する。
・この規則を適用する。
・この方式を適用する。
・etc
などのように使用します。
「適用」は筆者もそうですが、皆さんも頻繁に使用する言葉かと思いますので、特に問題はないかと思います。
「摘要」とは?
「摘要(てきよう)」とは、辞書によると「重要な箇所を抜き書きすること。また、その抜き書きしたもの。」という意味で、「摘要」の「摘」は「摘む(つむ)」という漢字となり、
・改正案の摘要。
・条約の摘要。
・要点を抜き出した摘要メモ。
・etc
などのように使用します。
また、会計や経理の業界においては、伝票などに「摘要欄」という欄があり、「摘要」という言葉が頻繁に使用されます。
※「摘要」は、筆者はほとんど使用する機会がありませんが、会計や経理に携わる方は頻繁に使用する模様です。
「適用」と「摘要」のまとめ
上記で述べたように、「適用」と「摘要」とで読み方は同じ「てきよう」で、漢字も似ていますが、意味や使い方には大きな違いがあります。
皆さんも「適用」と「摘要」を使用する際は正しく使い分けしましょう!