はじめに
皆さんの中にも休日に仕事をする機会がある方も多いかと思います。
また、休日出勤した代わりに休みを取る機会も多いかと思います。
その休みは「振替休日」ですか?それとも「代休」ですか?
「振替休日」と「代休」を同じ意味として捉えている方も多いかと思いますが、実は、「振替休日」と「代休」とでは、大きな違いがあるのをご存じでしょうか?
今回は、「振替休日」と「代休」の違いについて述べたいと思います。
「振替休日」とは?
「振替休日」は、予め休日と定められている日を労働日(出勤日)とし、その代わりに他の労働日を前もって休日に振り替える休日のことを言います。
例えば、土日などの休日にイベントがあり、予め、手伝いなどで休日出勤する予定に対する休みは「振替休日」になります。
ちなみに、「振替休日」のことを「振替休暇」と呼ぶこともありますが、同じ意味で、「振替休日」の方が一般的な呼び方です。
「代休」とは?
一方の「代休」は、休日にもかかわらず労働が行われた場合に、その代償として以後の特定の労働日を休みとするもので、前もって振り替える「振替休日」とは大きな違いがあります。
例えば、もともと土曜日は休日だったが、急遽、仕事が入り、土曜日に休日出勤した場合、翌週の月曜日を休日出勤した土曜日の代わりに休みとするような場合は「代休」になります。
「振替休日」と「代休」の違いまとめ
上記で説明した通り、「振替休日」と「代休」とでは大きな違いがあります。
違いをまとめると、
・「振替休日」
⇒前もって予定された休日出勤に対する代わりの休日で、「振替休日」は予定された休日出勤日よりも前または後に取得できる。
・「代休」
⇒予定外の休日出勤に対する代わりの休日で、「代休」は予定外の休日出勤のため、休日出勤日よりも後にしか取得できない。
ご参考
ちばみに、「振替休日」と「代休」の違いについては、厚生労働省のホームページにも明確に定義されています。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/faq_kijyunhou_12.html
最後に
今回、述べたように「振替休日」と「代休」には大きな違いがあるため、使い方には注意しましょう!