はじめに
最近よく「IoT(アイオーティー)」という言葉を見かけたり聞いたりしますが、「IoT」とは果たしてどのようなものなのでしょうか?
今回は、「IoT」について説明したいと思います。
「IoT」とは?
「IoT(アイオーティー)」とは、「Internet of Things」の頭文字を取った言葉で、直訳すると「モノのインターネット」となるように、「モノ」がインターネットを介して通信を行い、「モノ」からインターネット経由で情報を収集したり、インターネット経由で「モノ」に対して指示したりすることができるということです。
また、通信機能を持った「モノ」のことは「IoT製品」と呼ばれており、様々な「IoT製品」が普及しはじめています。
「IoT」の例
実際に身近にある「IoT」の例をいつくか挙げます。
●電力スマートメーター
各家庭の電力使用量の検針は、これまでは人間が各家庭の電力メーターを検針して各家庭に電力料金を請求していましたが、各家庭に通信機能を持った電力メーターである「スマートメーター」を設置することにより、人間が各家庭に検針に行かなくても「スマートメーター」からインターネットを介して、各家庭の電力使用量の情報を収集するといったことが「IoT」により可能となります。
外国ではかなり前から「スマートメーター」は導入されていますが、日本でも、電力の自由化に伴い、「スマートメーター」の導入が進んできています。
●デジタルカメラ
最近はWi-Fi対応のデジタルカメラも増えてきましたが、Wi-Fi対応のデジタルカメラも「IoT」の一つと言えます。
本来、デジタルカメラは、写真や動画を撮るという機能しかありませんが、Wi-Fiに対応することにより、撮った写真や動画をWi-Fi、つまり、インターネットを介してサーバーや自分のスマホなどに保存したりすることが可能となっています。
●Apple Watch
本来、時計は、時間を見たり、アラームを鳴らすことが主な役割ですが、「Apple Watch」にはiPhoneを経由して通信・通話が可能で、間接的ではありますがインターネットを介して様々なことができるため、「Apple Watch」も「IoT」の一つと言ってもよいかと思います。
このように、通信機能を持った「モノ」つまり「IoT製品」は、私たちの身近な生活の中に普及しはじめています。
最後に
今回、「IoT」について説明しましたが、今回ご紹介した身近な「IoT」の例以外でも、様々な「モノ」で「IoT」が実現しています。
また、「IoT」の分野はこれからも、もっと進化していき、色んな「IoT製品」開発されて世の中に普及していくと思います。