はじめに
皆さんも「言葉遣い」、「言葉使い」という言葉を使用する機会があるかと思います。
二つの言葉とも「ことばづかい」と読み方は同じのため、どちらが正しいかを悩んだ経験がある方も少なくないかと思います。
今回は、「言葉遣い」と「言葉使い」の違いについて説明します。
「言葉遣い」について
「言葉遣い(ことばづかい)」は、主に話す時の「言葉の使い方」という意味で、「言葉遣い」の「遣い(づかい)」は、主に名詞として使用する場合に使用します。
[例]
・今日は新人研修で言葉遣いについて学んだ。
※この例では、「言葉遣い」が名詞となり、「学ぶ」が動詞となります。
また、「ことばづかい」という場合は、通常はこの「言葉遣い」を使用するのが一般的となります。
※ちなみに、Google検索で「ことばづかい」と検索すると、「次の検索結果を表示しています: 言葉遣い」という検索結果となり、「言葉遣い」が採用されます。
「言葉使い」について
「言葉使い(ことばづかい)」は、「言葉を使う」という意味で、「言葉使い」の「使い(づかい)」は、主に動詞として使用する場合に使用します。
[例]
・彼は巧みな言葉使いだ。
※この例では、「言葉」が名詞となり、「使い」が動詞となります。
「言葉遣い」と「言葉使い」の違い
上記で説明したように、「言葉遣い」と「言葉使い」には違いがあります。
・「言葉遣い」----- 名詞として使用する場合に使う。(一般的にはこの「言葉遣い」が使用される。)
・「言葉使い」----- 動詞として使用する場合に使う。
余談
余談ですが、WindowsのIMEで「ことばづかい」と入力し変換すると、「言葉遣い」、「言葉使い」の両方が変換候補に表現されます。
また、iPhoneで「ことばづかい」と入力し変換しても、「言葉遣い」、「言葉使い」の両方が変換候補に表現されます。
最後に
上記で説明したように、「言葉遣い」と「言葉使い」では、意味はほぼ同じでも、使い方に違いがあります。
最後に補足しますが、「言葉遣い」と「言葉使い」のどちらを使用していいかを悩んだ場合は、「言葉づかい」と表現しても全く問題ないため、「言葉づかい」を使用することをおすすめします。