はじめに
皆さんは「年収1,000万円」と聞くとどんなイメージを持っているでしょうか?
「すごく稼いでいて贅沢できそう!」あるいは、「年収1,000万円くらいじゃ贅沢できない!」などと、人によって考え方や捉え方、お金に対する価値観が違うかと思います。
また、この記事を読んでいる方の中には、「年収1,000万円なんて夢だ!」という方や、「もう既に年収1,000万円を超えている!」という方もいるかと思います。
今回は、「年収1,000万円」の人は、必ずしも裕福ではないことについて述べます。
「年収1,000万円」の捉え方
最初に、「年収1,000万円」の捉え方について説明します。
皆さんもご存知のように、年収はあくまでも一個人が1年間に稼いだ、あるいは、1年間に稼ぐであろう収入です。
ただし、「年収1,000万円」を稼ぐ人にも、かなり残業して「年収1,000万円」を稼ぐ人もいれば、残業しなくても稼ぐ人など、様々なケースがあり、「年収1,000万円」を稼ぐプロセスは人によって違います。
「年収」と「世帯年収」の違い
そこで、「年収」ではなく、「世帯年収」という考え方を入れてみると、「年収」と「世帯年収」により、生活水準が変わってくることについて説明します。
例えば、以下の3つのケースについて見てみましょう。
[ケース1]
夫:年収1,000万円、妻:専業主婦、子供1人=世帯年収1,000万円
[ケース2]
夫:年収600万円、妻:年収400万円、子供1人=世帯年収1,000万円
[ケース3]
夫:年収700万円、妻:年収500万円、子供1人=世帯年収1,200万円
上記のケースにおいて、「夫の年収はいくら?」と聞かれたら、あくまでのケース1の場合は年収1,000万円であり、ケース2、ケース3の場合は年収1,000万円に満たない年収となります。
しかし、「世帯年収」として見れば、ケース1とケース2は、同じ1,000万円での生活水準となり、逆にケース3の場合は、夫の年収は1,000万円に満たないものの、「世帯年収」として見れば1,200万円となり、ケース1やケース2よりも生活水準が上がるということになります。
生活水準を測るのは「世帯年収」
先に説明したように、例え「年収1,000万円」だとしても、「世帯年収」の方が上回ることがありため、生活水準を測るのは、「年収」ではなく「世帯年収」で測らないと、実際の生活水準は分からないことになります。
最後に
今回、「年収1,000万円」は必ずしも裕福ではないことについて述べましたが、裕福という意味では下記のケース4が一番裕福かと思います。
[ケース4]
独身:年収1,000万円=世帯年収1,000万円
※余談ですが、筆者がもし独身で「年収1,000万円」だとしたら、都内の広いマンションに住んで、スポーツカーを買って生活します!
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