はじめに
皆さんも仕事をしていく上で、「考慮(こうりょ)」、「配慮(はいりょ)」という言葉を使う機会が多いかと思いますが、似ているこの2つの言葉の違い、使い分けをご存知でしょうか?
今回は、「考慮」と「配慮」の違い、使い分けについて説明したいと思います。
「考慮」と「配慮」の違い、使い分け!
以下、「考慮」と「配慮」の違い、使い分けとなります。
●「考慮」とは?
「考慮(こうりょ)」を辞書で調べてみると、「物事を色々な要素を含めてよく考えること」という意味となり、簡単に言うと、自分で「よく考えること」になります。
※「考慮」の「考」は、まさに「考える」という字ですね!
つまり、「考慮」は、何かしらの行動を起こす場合や、何かしらの判断をする場合に、「よく考えること」という意味合いが強く、下記の例のように使用されます。
[使用例]
・◯◯を考慮した結果、このようになりました。
・考慮の余地がない。
・etc
●「配慮」とは?
「配慮(はいりょ)」を辞書で調べてみると、「相手に心をくばること」という意味となり、簡単に言うと、相手に「気を遣うこと」、「気を配ること」になります。
※「配慮」の「配」は、まさに「配る」という字ですね!
つまり、「配慮」は、何かしらの相手に対して「気を遣うこと」、「気を配ること」という意味合いが強く、下記の例のように使用されます。
[使用例]
・相手の立場に配慮する。
・これは配慮に欠けている。
・etc
最後に
今回、「考慮」と「配慮」の違いについて説明しましたが、ざっくりした意味としては、
・「考慮」----- 自分でよく考えること。
・「配慮」----- 相手に気を遣うこと。
という意味だけ理解しておきましょう!
日本語って本当に難しいですね!