はじめに
皆さんも会社で仕事をしていく上で、「上期」、「下期」、「四半期」という言葉を聞く機会が多いと思います。
特に、会社の会計年度末である決算の時などによく使用されます。
ということで、今回は、決算と「上期」、「下期」、「四半期」の関係と意味について、色々と説明したいと思います!
「上期」、「下期」、「四半期」とは?
以下、「上期」、「下期」、「四半期」についてです。
その前に!
企業を営む上では、会計年度(1年間)を定めて、毎年、会計年度の最終月に決算を行う必要があり、決算月とも言われます。
日本では、会計年度を4月から翌年の3月まで(3月決算)とする企業が多くありますが、外資系企業などでは会計年度を10月から翌年の9月まで(9月決算)とする企業もあったり、企業によっても異なります。
これから、「上期」、「下期」、「四半期」について説明しますが、「上期」、「下期」、「四半期」は、この会計年度、つまり、決算月によって変わってきます。
「上期(かみき)」とは?
「上期」とは、会計年度の1年間を半分に分けた前半の半年間(6ヶ月間)、つまり、会計年度開始月から半年間(6ヶ月間)のことを言います。
例えば、会計年度の1年間を4月から翌年3月とした場合、上期は、4月から9月までの半年間(6ヶ月間)となります。
「下期(しもき)」とは?
「下期」とは、会計年度の1年間を半分に分けた後半の半年間(6ヶ月間)、つまり、上期の翌月からの残り半年間(6ヶ月間)のことを言います。
例えば、会計年度の1年間を4月から翌年3月とした場合、下期は、10月から翌年3月までの半年間(6ヶ月間)となります。
「上期」、「下期」のまとめ!
以下、ご参考までに、会計年度の決算月毎の上期、下期の期間(早見表)を記載しておきます。
決算月
上期
下期
1月
2月~7月
8月~1月
2月
3月~8月
9月~2月
3月
4月~9月
10月~3月
4月
5月~10月
11月~4月
5月
6月~11月
12月~5月
6月
7月~12月
1月~6月
7月
8月~1月
2月~7月
8月
9月~2月
3月~8月
9月
10月~3月
4月~9月
10月
11月~4月
5月~10月
11月
12月~5月
6月~11月
12月
1月~6月
7月~12月
「四半期(しはんき)」とは?
先で説明しているように、会計年度の1年間を半分に分けた前半の半年間を「上期」、後半の半年間を「下期」と言いますが、「四半期」は、会計年度の1年間を3ヶ月単位に4つに分けた期間のことを言います。
例えば、会計年度の1年間を4月から翌年3月とした場合、第1四半期は、4月から6月までの3ヶ月間、第2四半期は、7月から9月までの3ヶ月間、第3四半期は、10月から12月までの3ヶ月間、第4四半期は、翌年1月から3月までの3ヶ月間、となります。
また、四半期ごとの単位をクオーター(Q)と言うことも多くあり、
・第1四半期=1Q(第1クオーター)
・第2四半期=2Q(第2クオーター)
・第3四半期=3Q(第3クオーター)
・第4四半期=4Q(第4クオーター)
と表現する機会も多々あります。
※クオーターの「Q」は、英語の「Quarter」の頭文字をとったもので、英語の意味の通りに1/4という意味です。
以下、ご参考までに、会計年度の決算月毎の四半期の期間(早見表)を記載しておきます。
決算月
1Q
2Q
3Q
4Q
1月
2月~4月
5月~7月
8月~10月
11月~1月
2月
3月~5月
6月~8月
9月~11月
12月~2月
3月
4月~6月
7月~9月
10月~12月
1月~3月
4月
5月~7月
8月~10月
11月~1月
2月~4月
5月
6月~8月
9月~11月
12月~2月
3月~5月
6月
7月~9月
10月~12月
1月~3月
4月~6月
7月
8月~10月
11月~1月
2月~4月
5月~7月
8月
9月~11月
12月~2月
3月~5月
6月~8月
9月
10月~12月
1月~3月
4月~6月
7月~9月
10月
11月~1月
2月~4月
5月~7月
8月~10月
11月
12月~2月
3月~5月
6月~8月
9月~11月
12月
1月~3月
4月~6月
7月~9月
10月~12月
最後に
今回、「上期」、「下期」、「四半期」について、色々と説明しましたが、「上期」、「下期」、「四半期」の期間は、会計年度(決算月)によって変わってくるということをご理解いただければ幸いです。
特に、新入社員の方は、自分の会社の会計年度(決算月)を理解した上で、「上期」、「下期」、「四半期」を使用するようにしましょう!