はじめに
システム開発やアプリケーション開発において、最近では、
「ソフトウェアフレームワーク」
を使用するのが一般的となっています。
そこで、今回は、ソフトウェアフレームワークのメリット/デメリットについて、色々と述べたいと思います。
ソフトウェアフレームワークのメリット/デメリットは?
以下、ソフトウェアフレームワークのメリット/デメリットについてです。
ソフトウェアフレームワークとは?
ソフトウェアフレームワーク(Software Framework)とは、様々なシステムやアプリケーションを開発したり、動作させる際に、その枠組み、土台、基盤となるソフトウェアのことを一般的には言いますが、システムやアプリケーション設計の枠組み、土台、基盤となる抽象的な概念、考え方としてもソフトウェアフレームワークと呼ぶことがあります。
現在では様々な開発言語におけるソフトウェアフレームワークが存在しており、特に、WEBが基本となっている昨今ではWEB開発言語(Java、PHPなど)向けのソフトウェアフレームワークが数多く存在しています。
また、WEB開発言語であるJava、PHPなどがOSS(オープンソースソフトウェア)として提供されているということもあり、WEB開発言語向けのソフトウェアフレームワークもOSS(オープンソースソフトウェア)として提供されていることが多いです。
ソフトウェアフレームワークを利用するメリット!
ソフトウェアフレームワークを利用するメリットは、頻繁に利用する処理や必ずコーディングしなければならない処理などが共通化された形で枠組み、土台、基盤として提供されているため、ソフトウェアフレームワークで提供されていない必要な処理のみをコーディングするだけでよいというメリットがあり、スピーディーな開発を実現することが出来ます。
また、ソフトウェアフレームワークそのものが、ある程度品質が確保された状態で提供されているため、障害箇所やバグが個別にコーディングした部分に局所化されるというメリットもあります。
ソフトウェアフレームワークを利用するデメリット!
ソフトウェアフレームワークを利用するメリットは、ソフトウェアフレームワークそのものが複雑となっているため、ソフトウェアフレームワークそのものを習得するにはそれなりに時間がかかります。
また、ソフトウェアフレームワークが枠組み、土台、基盤として提供されていることによる弊害として、枠組み、土台、基盤から少しでも外れたことをしたい場合に、カスタマイズに時間がかかってしまい、開発コスト増になる場合もあります。
最後に
今回、ソフトウェアフレームワークのメリット/デメリットについて、色々と述べましたが、上記以外にもソフトウェアフレームワークには、それぞれ固有のメリット、デメリットがありますので、開発においてソフトウェアフレームワークを採用する場合は、十分に検討することをおすすめします。