はじめに
皆さんもよく会社の「創立(そうりつ)」、「設立(せつりつ)」という言葉を聞いたり、話したりすると思います。
特に、会社の「創立記念日」、「設立記念日」、「創立xx年」、「設立xx年」などのように、「創立」と「設立」という言葉を使用する機会が多いかと思いますが、皆さんは、「創立」と「設立」の違いをご存じでしょうか?(「創立」と「設立」の違い、使い分けは果たして何なのでしょうか?)
今回は、会社の「創立」と「設立」の違い、使い分けについて説明したいと思います。
「創立」とは?
まずは「創立」について説明します。
会社の「創立」は基本的に、事業を開始した日のことを意味します。
例えば、4月1日に事業を開始して、4月5日に公的な法人登記をした場合、「創立」はあくまでも4月1日となります。
[例]
・4月1日:事業開始 ← 創立
・4月5日:法人登記
「設立」とは?
次に「設立」について説明します。
会社の「設立」は基本的に、会社を法人登記した日のことを意味します。
先程の例と同様に、例えば、4月1日に事業を開始して、4月5日に公的な法人登記をした場合、「設立」は4月5日となります。
[例]
・4月1日:事業開始
・4月5日:法人登記 ← 設立
「創立」と「設立」違い、使い分けのまとめ
上記の説明のように、「創立」と「設立」では、「事業を開始した日」と「法人登記をした日」という明確な違いがあります。
・「創立」 ----- 事業を開始した日
・「設立」 ----- 法人登記をした日
特に、「創立日」や「設立日」を記載、掲載する必要がある場合は、「創立」と「設立」を明確に区別する必要があり、注意が必要です。
皆さんも「創立」と「設立」を使う時は正しく使い分けましょう。