はじめに
昨年(2016年6月)も、世界的なプログラミング言語のランキング/シェアをご紹介しましたが、今年(2017年)も、前回からどのように変化しているかを見ていきたいと思います。
※前回の記事については「プログラミング言語のランキング/シェア(2016年6月)」の記事をご覧ください。
プログラミング言語のランキング/シェア
以下、PYPL(PopularitY of Programming Language Index)による、2017年4月時点のプログラミング言語のランキング/シェアとなります。
1位:Java(22.7%)
2位:Python(15.0%)
3位:PHP(9.3%)
4位:C#(8.3%)
5位:Javascript(7.7%)
6位:C++(6.9%)
7位:C(6.9%)
8位:Objective-C(4.1%)
9位:R(3.5%)
10位:Swift(2.9%)
11位:Matlab(2.7%)
12位:Ruby(1.9%)
13位:Visual Basic(1.5%)
14位:VBA(1.4%)
15位:TypeScript(1.2%)
16位:Scala(1.1%)
17位:Perl(0.9%)
18位:Go(0.5%)
19位:lua(0.5%)
20位:Haskell(0.3%)
総評
全体的に前回(2016年6月)から大きな変化はなく、トップ10の言語についても、若干の入れ替えはあるものの、前回からほとんど変化はありません。
また、JavaとPHPの順位は前回から変わっていませんが、シェアは若干減少しており、その分、Pythonがシェアを伸ばしています。
しかし、15位にランクインしている「TypeScript」がシェアはまだ低いものの、急激に伸びてきています。
「TypeScript」とは?
「TypeScript」はマイクロソフトが開発したプログラミング言語で、OSS(オープンソースソフトウェア)として配布されています。
「TypeScript」は簡単に言うと、「JavaScript」の後継という存在で、「TypeScript」で書いたソースコードは、コンパイルすると最終的には「JavaScript」に変換されます。
「TypeScript」には、クラスを簡単に定義できる点や、データ型を定義できるなどの多くのメリットがありますが、コンパイルし「JavaScript」に変換することから、最終的には「JavaScript」のエラーが無くなるという点が大きいです。
最後に
今のペースで行くと「Python」が「Java」を抜く日も遠くはないと思いますが、機会がありましたら1年後くらいに再度、プログラミング言語の動向を報告したいと思います。