はじめに
今回は雇用形態の違い、各雇用形態のメリット/デメリットについて説明したいと思います。
まずは、雇用形態の種類ですが、雇用形態には大きく「正社員」、「契約社員」、「派遣社員」、「パート・アルバイト」があります。
それでは、其々の雇用形態のメリット/デメリットについて説明します。
正社員
雇用期間は会社が定める定年までとなり、長期雇用が前提となっている雇用形態で、勤務時間は8時間/日、40時間/週などの決まった時間働く必要があり、三六協定(労働基準法第36条)の範囲内で残業がある場合もあります。
主な給与形態は基本的には月給制となり、社会保険(健康保険、厚生年金保険など)は基本的に適用になります。
正社員のメリットは安定した収入が得られるため、安定した生活が送れることや社会的信用が得られることが挙げられます。正社員のデメリットは自由な時間がとりにくいことや、成果が出なかった場合などは減給や降格などがある場合もあります。
契約社員
雇用期間には有期(原則として3年を超える契約は出来ない)があり、会社と契約した雇用期間が終了すれば基本的には自動的に退職となります。勤務時間や賃金等は会社と個別に契約します。
主な給与形態は基本的には月給制となり、社会保険(健康保険、厚生年金保険など)は会社や契約条件により適用範囲が異なります。
契約社員のメリットは契約内容により残業なしに出来たり、転勤もないため、自分のライフスタイルに合った働き方が出来ます。契約社員のデメリットは、正社員に比べると社会的信用が落ちることや、正社員には支給されることが多い賞与が無いケースがあります。
派遣社員
派遣元である人材派遣会社と雇用関係を結び、派遣先で派遣先の指揮命令のもとで就労する形をとります。
基本的には人材派遣会社に希望職種や勤務地、雇用期間を伝え、人材派遣会社から条件に合った仕事を紹介してもらう形態となります。
主な給与形態は時給制となり、社会保険(健康保険、厚生年金保険など)は会社や契約条件により適用範囲が異なります。
派遣社員のメリットは自分が希望する職種や勤務地で仕事が出来ることや契約社員と同様に自分のライフスタイルに合った働き方が出来ます。派遣社員のデメリットは自分が希望する仕事が見つからない場合があること、長期雇用が約束されないことがあります。
パート・アルバイト
短期間、短時間に、臨時的、補助的に勤務する雇用形態となり、雇用期間や勤務時間、賃金等は個別に契約します。
主な給与形態は時給制となり、社会保険(健康保険、厚生年金保険など)は契約条件により適用範囲が異なります。
パート・アルバイトのメリットは勤務日、勤務時間をある程度自由に選べるため自分のライフスタイルに合った働き方が出来ます。パート・アルバイトのデメリットは他の雇用形態に比べて社会的信用が落ちることや、基本的に長期雇用が前提となっていないため、安定した収入が得られる保証がないことなどがあります。
今回は雇用形態の違い、各雇用形態のメリット/デメリットについて説明しましたが、各雇用形態によってメリット/デメリットがありますので、自分に合った雇用形態で働くことをおすすめします。